神社仏閣版ファンクラブ?② 熊野本宮大社

前回このタイトルの記事に①をつけたのはどうしても触れたい神社があったから。
長くなってしまったので書けなかったがわたしが今最も気になっているファンクラブ、それが熊野本宮大社だ。
熊野三山の第一のお社であり、主祭神は家都美御子大神、サッカー日本代表で有名な三本足の八咫烏をシンボルとして幟などにも描き、宮司は戦国時代に活躍した九鬼水軍と関わりがあるとの説も囁かれる(確証はない)九鬼家が代々務めている。
関係ないが神社は古くから世襲のところが多いらしく、古い家柄だと宮司さんの名字がちょっと珍しいことも多くて面白い。
また浄土信仰とも深く関わりがあり、熊野三山が浄土の地であるとみなされるようになっている。
とにかくわたしにとってはいろいろすごい注目の神社である。
できることなら毎年のように訪れたいのだがいかんせん、交通の便が悪すぎる。
もちろん電車は通ってないし、バスの本数も少ない。車で行くにしてもくねくねの狭い山道である。
こんなところが(失礼)平安時代から信仰の対象となっていて後白河法皇は生涯で34回も参詣したというから驚きだ。自由に出歩けない天皇時代に余程窮屈な思いでもしたんだろうか。なんで出家して僧侶となった法皇が熊野に参詣するのかと考えると日本に根付いた神仏習合とは不思議な思想である。
試しに京都御所から熊野本宮大社までの徒歩での距離をGoogleマップで調べてみたが169kmあった。途中は山道なのでかなり困難な道のりだったことは間違いない。

そこで、行けないからこそのファンクラブだと思う。
熊野本宮大社の場合はかつての信者の集団「熊野講」をそのまま会の名前にしている。

熊野講
年会費 正会員 5000円/特別講員 10000円
特典 
会員の名を記した台帳を月に2回神前に奉献し家内安全などを祈願してもらえる。
本殿内玉垣で参拝可。
年一回講員の祭典(講社大祭)が行われる。
貰えるもの
講員証、講社大祭の際に御神札と記念品
会報
年一回
記念品ってなんだと相変わらず貰えるもの大好きなので気になったが干支の木彫りの置物やクリアファイル、神饌(和歌山らしく梅だったこともあるらしい)などのようだ。
ここもなかなか渋い。会員の年齢層とか気になる。
入会していないわたしが言っても仕方がないが出来ればオリジナル八咫烏ストラップとかもぜひつけてほしい。 
正会員と特別講員で金額に差があるが講員証の色以外の違いがはっきりと判らなかったのが残念。
ネットで入会申し込みできる伊勢神宮や高野山と違い、電話で問い合わせるように書かれているのがちょっとハードル高めである。

一通り調べてみたがやっぱり熊野講は気になる。そのうち入ってみたい。

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